■伝えたいこと

どうしてこうまでも身体をゆるめることを大切にしているのか。

こんにちは^^
山之内紳悟です。

 

先日、スポーツニュースを観ていたら、スピードスケートの特集をしていました。

スピードスケート界では、オランダが圧倒的な強さを誇っていて、どうしてこんなにオランダが強いのかを取材したものでした。

 

オランダが大切にしていたのは、「いかに本番で最大限のパフォーマンスを発揮できるか

そのために、「ここぞの場面で、持っている力をフルに発揮できるようにするにはどうすれば良いか」という考え方をしていました。

 

そこで大きく違ったのが練習内容。

日本では強度の高い練習を毎日続ける。
1日の中でも、ほとんど強度の高い練習で埋め尽くされてる。

それが毎日続いていくわけだから、なかなか回復する時間がない。

 

一方、オランダでは、強度の高い練習と低い練習をバランス良く採り入れ、強度の高い練習は時間も短く、一気にフルパワーを出せるよう、短期集中型の内容。

そして、回復にしっかり時間をかけている。

 

どちらの国でもトレーニングを積んだことのある現役選手が言っていたのは、

日本にいた頃は、常に80%の状態で練習に励んでいた。
と言うのも、100%を出し続けていては完全に保たないから。
回復もなく、ずっとやり続けていたし、常に張り詰めている感じで、
出しどころがわからなくなり、本番でも80%の力しか出せなくなった。

オランダに来てからは、必要な時に100%を出せる状態をつくることができるようになった。
回復の概念を大切にしていて、いわゆるメリハリをハッキリさせることで、
ここぞって時に持っている力を一気に出せるようになった。

とのこと。

 

つまり、平均値は日本の方が高かったかもしれないけど、必要な時、ここぞって時にしっかり自分の持っている力を発揮できるのは、オランダの方だったわけです。

実際、オランダに行ってからの方が、試合結果が良くなり、他の日本人選手も、オランダ流の練習法を採り入れるようになってから、軒並み成績を伸ばした選手が続出しているそうです。

 

 

また、打って変わって先日観た『ドラゴンボール』の最新映画のDVDで、修行中に孫悟空とベジータが言われていたことがあります。

(ドラゴンボールわからない人はすみません。笑)

常に緊張状態だと固まってしまい、瞬時の動きに対応できなくなる。
確かに、それで一定以上のレベルを保つことはできる。
ただし、いざという時に本当の力を発揮できない。

とは言っても、ゆるみすぎていても、その隙をつかれて痛手を負う可能性がある。
だから、もちろんメリハリやバランスが大切。

その上で、ベースとなるのはゆるんだ状態で、いつでもフルパワーに転換できる状態にしておくこと。

 

ちなみに、このシーンでは、ベジータが孫悟空にほんの僅かかもしれないけど、常に遅れをとってしまう理由として採り上げられていました。

確かに、ベジータが先ほどの日本流、孫悟空がオランダ流って感じですよね。

 

 

いやーやっぱりかーと唸りました。

この2つは全く同じことを言っているわけです。

先日僕自身も書いた『心身ともにあなたのパフォーマンスを最大限に発揮するために。』でもお伝えしたように、身体・心・頭をゆるめておくことが、あなたの持っている力を最大限発揮するためには重要なんですよね。

 

ゆるんでいるからこそ、力を出せる!

力めば力むほど、力は出なくなる!

 

 

さて、ニュース番組の締めくくりでも少し触れていたのですが、それぞれの国の練習法ってスポーツに限らず、働き方や国民性にも表れていますよね。

日本人は、休みなく働き続ける人が多いし、常に気を張っている感じ。
全体的にも、常に平均値を出している方が、1つ突き抜けているよりも良いという風潮。

オランダは、練習法を見てもわかる通り、真逆な感じですよね。

 

日本では、「出る杭は打たれる」という言葉が頻繁に使われるくらいですから。

でも、それだと可能性に蓋をしてしまうことになります。

本当はあなたの力はそんなもんじゃない。

持っている力を眠らせたままにしておくなんてもったいない。

ここぞって時に、ベストパフォーマンスを出せるようになったら、色んな道が拓けます。

出る杭になって、突き抜けてしまえば良い。

 

 

だから、まずは身体をゆるめてください。

回復を大切にしてみてください。

普段はヘラヘラしていても、やる時にやれれば良いんですよ。

僕も、「やる時はやる男」を目指していますから。笑

 

身体をゆるめることで、心、頭もゆるんでいきます。

ずっと「ゆるめる」ことの大切さをお伝えしてきているのですが、改めて色んな方面からそうだよなって思ったので、より力を込めてお伝えしました。

 

ゆるめるということが難しければ、要はまず、リラックスしている状態を増やせばOKですよ。

リラックスと緊張を繰り返すことで、パフォーマンスを発揮できる質も量も向上していきます。

楽しみながら、僕たちもトレーニングしていきましょー!

 

 

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