こんにちは＾＾
山之内紳悟です。

 

昨日は、『夫婦間で、「嫌なものは嫌」って言ってる？』という記事をお届けしました。

「夫婦って似た者同士かと思いきや、結構真逆だよね」というところから、だからこそうまくいくこともあるだろうし、だからこそどうしても受け入れられないことや嫌なこともあるよねと。

そんな時、そこに愛があるからこそ「相手を尊重したい」という気持ちがあるのもわかるけど、我慢せずに「嫌なものは嫌」って伝えてますか、という話でした。

 

ということで、昨日は「伝える側」の話をお届けしました。

今日は逆に、「受け手側」の話をお届けしようかと。

普段から「嫌なものは嫌」って言える人は特に何も感じないかもしれませんが、それまで我慢することが癖になってたり、相手を優先することが当たり前になってたりする人からすると、最初は本当に勇気がいることだと思うし、ある種の「苦」を味わう時間になると思います。

「私が我慢してれば丸く収まるのに、こんなこと言って大丈夫なのかな」と自己主張することにどこか後ろめたさを感じてしまうんです。

もちろん何事も全部自分次第なんだから、伝える側が自ら消化し、クリアする課題だと言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、そんな根性論でどうにかなるなら、そもそも悩んでないわけです。

 

そんな時に、救いの手を「受け手側」から差し伸べてほしいんですよね。

相手の言い分を何が何でも受け入れろってことではなく、勇気を出して伝えてくれたその想いや姿を歓迎してほしい。

そして、真剣に向き合ってほしい。

 

 

嫌なことを嫌って伝えることもそうだし、他にもなかなか言い出しづらいことや真剣に話し合いたいことなど、色々とありますよね。

もし、あなたが伝える側だとして、思い切って伝えてみたところ、あまり真剣に取り合ってもらえなかったら、どう思いますか？

何度か試みても、一向に話を聞いてくれなかったら、どんな気持ちになりますか？

 

すごく悲しいんじゃないでしょうか。

すごく寂しいんじゃないでしょうか。

そして、いつしか「この人には何を言っても無駄だ」と諦めて、心のシャッターを閉じてしまうんじゃないでしょうか。

 

 

さて、改めて受け手側の立場に戻ってきてほしいんですけど、目の前の相手がこんな思いをしてたらどうですか？

あなたも寂しくなってきませんか？

 

だから、相手が勇気を出して伝えてくれたことや真剣に話し合おうとしていることには、応えてほしい。

「これは大事な話だな」ってのは相手の様子やトーンで大体わかってるはずなんです。

色んな理由をつけて、後回しにしようとしたり、目を向けようとしなかったりすることがあるんですけど、それは相手の気持ちを踏みにじってるのと同じ。

その場合は、「何でこの人と一緒にいるのか」を改めて考えてほしい。

 

そりゃ忙しい時もあるし、本当に時間が取れない時もあると思います。

でも、「真剣な時は真剣に向き合ってくれる」と相手に思ってもらえていたら、夫婦の信頼関係は強いものになります。

それに、これまで我慢したり、言い出せなかったりしたことも、「いつでも受け止めてくれる」という安心感があることで、気軽に言いやすくなります。

この「相手が受け止めてくれる」という安心感は、「存在自体を肯定してくれている」という安心感につながるので、本当に心も身体もゆるめてくれて、自然体へと導いてくれます。

すると、どんどん本音でのコミュニケーションが交わせるようになるので、どんどん絆も深まっていきます。

本当に良い循環へとつながっていくわけです。

 

ちなみに、先ほども言ったように、「応える」ことと「受け入れる」ことは違います。

散々お伝えしてますが、「嫌なものは嫌」だと思います。

「応える」というのは、「話し合う」ということ。

話し合うことで、お互いが何をどう思っているのか、どう感じているのかが見えてきます。

そうして出てきたものに対して、また対話を重ねる。

結果、お互いにとってベストな形が見えてくるし、このプロセス自体が真剣に向き合った証ですよね。

相手も「伝えて良かった」と喜んでくれますよ。

 

 

コミュニケーションってそんな劇的に変化するものじゃないかもしれません。

どちらか片方が何とかしようとするものでもないし、そもそも1人だけだとコミュニケーションは成立しない。

お互いが一緒に掛け合いをしながら、絡み合いながら、深めていくものです。

ただ、もちろん最初から一緒に深めていけるなら良いのかもしれないけど、もしそれがすぐには難しいなら、相手の変化を待つのではなく、あなたから「伝える」ことも、「受け取る」ことも、意識しながら取り組んでもらえたらなと思います。

相手との関係性を諦めず、あなたからより良いコミュニケーションを図ってみてください。

 

 

 

 

 

 

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