【起業事例紹介】他協会×子育て×アロマ起業

フランス式アロマテラピー AOIIの木
松久 友美 さんのお話

 

今回は、『他協会×子育て×アロマ起業』というテーマで、
en familleの起業コンサルを受講している 松久友美さん
山之内郁のアシスタントがお話を伺いました!

 

 

ママの健康と笑顔が、家族を守る

—アロマで起業しようと思ったきっかけはありますか?

もともと起業には興味があって。ただ、「アロマで」というのは頭になくて、違う分野での起業を考えていた時期もありました。
その後、出産・子育てを経験し、フランス式アロマテラピーと出会ったことで、「自分を見つめながら、自分自身で整えていく」という考え方に惹かれたんですよね。また、フランス式アロマテラピーは家族の健康を守ることにもつながります。そういう点で、私の考えと一致しました。
起業するとなると、やはり家族の支えが大切だと思いますし、私も今それを実感しています。家族と一緒に生きていくという軸があって、さらに「自分が興味のあること」「社会貢献」「家族を守る」という点で、アロマでの起業は私に合っているなと感じました。
そして、私と同じようなことをやりたくて、悩んでいる方たちのサポートをしていきたいと考えたのが、このお仕事を始めたきっかけです。

 

—友美さんにとって、「家族」はキーポイントなんですね。

はい。サロン名にも家族の名前が関係しています。
そして、私の経験上、ママの精神状態や体調って、どうしたって家族全員に影響するなということを感じていて。周りのママたちを見ていても、それは一緒で。精神的にも肉体的にも、ママにゆとりが生まれることで、家族の安心感につながっていくんだなと。
自分と向き合って、まずは自分自身をアロマでケアしていく。それがママにとっても家族にとっても、大切なことだなと感じていますし、フランス式アロマテラピーの実践を通して、それが実現できると思っています。

屋号になっている「AOIIの木」にはご家族への想いが込められています。

 

フランス式アロマテラピーとの出会いはハイドロゾル

—友美さんが最初にアロマと出会ったのはいつ頃ですか?

今から5~6年前です。まだ子どもがいない頃に別の協会で学び始めて。その頃は芳香浴をしたり、入浴剤や化粧水を作ったりしていましたが、「毎日の生活の中で使う」とか「精油の成分が経皮吸収する」とかそういった考えはありませんでした。

 

—別の協会で学んできて、さらにフランス式アロマテラピーを?

そうですね。これまで他の協会や本で学んできましたが、乳幼児には「精油は基本的にNG」「マッサージは植物油のみ」という書き方が多く、知識がない人は使わないほうがいいんだろうなと思っていました。
でも、たまたま郁さんのSNSでハイドロゾルを知って、衝撃を受けて。マタニティやベビーにも使えるアロマがあると知り、そこからフランス式アロマテラピーを学びたいと思いました。

 

—今は、ハイドロゾルを中心に広めているんですね。

はい。体験会を実施する中で、ハイドロゾルがまだまだ世の中に広まっていないと感じていて。もちろん、精油を使ったほうがいい場合もあるので、病院に行く前にできるケアとして、ハイドロゾルを中心にフランス式アロマテラピーを使った家庭内のケアについて伝えていきたいと思います。

 

ご自宅でのレッスンの様子

 

 

『目指したい存在』がいることが大事

—起業前に抱いていたイメージはありますか?

そうですね、まずは赤字覚悟、ということですかね。起業するのには数百万という経費がかかるというイメージがありました。あとは個人事業主になるので、一人でがんばらないといけないという、孤独や不安もありました。
ただ、自分でスケジュールを立てたりして、自由にできるのはメリットかなと。

 

—起業前に抱いていたイメージはありますか?

お金に関して言うと、それよりも自分の「やろう!」という気持ちのほうが大事なので、思っていたよりはなんとかなるなと。
孤独や不安についても、以前アロマを教わっていた時は、事情があって資格取得後のフォローをしてもらうことができませんでしたが、今は郁さんのもとでコンサルを受けていて、いつでも相談に乗ってもらえます。一緒に学ぶ仲間からも刺激をもらえて、モチベーションの維持にもつながっています。

 

—ひとりで起業するよりも、信頼できる人に学ぶべきですか?

それも大事かなと思います。あとは共通点があるかどうかというのも大事だと思います。私の場合、子育てをしながら起業しているという点で惹かれたし、「すごいな」「こういう風になりたいな」と感じて。だから郁さんのもとで学ぶことにしました。
「この人いいな」「目指したいな」という存在がいることは大切だと思います。

 

 

家族の絆が深まりました

—起業してみて半年。振り返ってみて、いかがですか?

小さい子どもが2人いる状態での起業だったので、やはり大変なこともありました
特に、下の子はまだ幼稚園に入る前で、お客様が来ると泣いてしまうことも。でも、「小さい子どもがいる」という状況を理解してくださる方ばかりだったので、優しく見守ってくださることも多くて。なので、自分のメンタルが大丈夫であれば、そこはクリアできました。
あとは、子供の成長をそばで見ていられるというのは幸せですね。正社員で働いていたら、一緒に過ごす時間はもっと少ないと思うので。子どもたちと一緒に成長していけるというのは、大変さはありつつも、幸せなことかなと思います。

 

—起業してみて、ご家族との関係は変わりましたか?

そうですね。実は、私がやりたいことを我慢しすぎて、気持ちが荒れていた時期もあって(笑)
でも、私が本気で、真剣に好きなことをやりたいと言うと、夫も子どもたちも協力してくれて、応援してくれていると身に染みて感じています。
好きなことを我慢して過ごしていた頃よりも、今のほうが家族の絆も深まったなと思います。

 

ご家族で旅行に行った時の様子♫

 

 

あなたが本気なら、周りも応援してくれるはず

—これから起業を考えている人に伝えたいことはありますか?

人生は一度きり。子育て中だからできないと我慢している方もたくさんいると思います。私もその一人でした。でも、どんな状況でも、「どうしてもやりたい!」という気持ちがあるなら、絶対にやったほうがいい。思い切りは大事だと思います。
ただ、家族がいる状態で自分一人だけ突っ走ることは不可能なので、まずは自分がどれだけ本気なのかを伝えることが大切だと思います。そうすれば、きっと旦那さんもその気持ちを受け止めてくれるはずです。
あとは、ある程度完璧さをなくすことも大事かなと思います。

 

—「完璧さをなくす」とは?

私の場合、夫も仕事が忙しいので、どうしても家事が終わりきらないこともあります。仕事の準備もあるし、掃除もしたい……となったときに、「お客様が帰ってからやろう」と一旦後回しにしたり、優先順位をつけたり。「すべてを完璧にする」のをやめることは、小さいお子さんがいる中で起業するときには、大事だなと思いました。

 

—最後に、今後の理想はありますか?

起業するということは、お金を稼ぐということ。そして私の軸は家族なので、やはり家族に還元というか、恩返しをしたいなと思います。
5年後くらいには、年に1度、家族で海外旅行に行けるような、ある程度豊かな暮らしができるようになりたいですね。
もう一つ、子どもの教育費だったり、習い事や交際費など、今後お金の縛りはたくさん出てくると思うけれど、それにストレスに感じず、やりたいなということを思いきり実現できるようになっていたいです。

 

 

—友美さん、ありがとうございました。

 

 

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